発達障害者フリーランスのWeb制作の現実〜こうすればうまくいく〜

Web制作

こんにちは。Keitaです。発達障害者でWebコーダーやデザイナーを目指すやってみている方もいるとはと思いますが、今回は本当に向いているのか?について自分なりに書いていきたいと思います。

発達障害特にADHDを伴う人間は、慎重にならなければいけない現実

よく、発達障害者はWebデザイナーやコーダーが向いているという意見が多くあります。
この章では本当に向いているのか?と言う部分を解説していきたいと思います。

ケアレスミスの多さ

細かい部分を見切れていなかったり、思い込みの強さにより、ミスが頻発してしまいます。
その結果、会社や取引先から苦情が来てしまい、その結果仕事が無くなったり、
解雇や退職勧奨を受けるといった状況に陥ってしまいます。

チェックをしようとしても、チェックがしきれない

発達障害の人は人一倍ストレスを感じやすいため、細かい作業をやると頭に血が昇るくらい、
イライラしてしまいます。そのせいでチェックがおざなりになってしまいます。

職場への不理解

多動性で、落ち着きがない部分を注意されたり、思い込みで反抗してしまったり、そのせいで、
社会性のなさを指摘しされ、クビもしくは契約解除になってしまうといった部分があると思います。
基本障害者雇用であってもそれは通用しません。企業のほとんどが法定雇用率を維持するために、
雇っているため、配慮は少ない、給料が安いといった現実があります。

デザイナーやコーダーは非常に繊細さが求められる作業

フリーランスであれ、企業勤めであれ、デザイナーやコーダーは、極端な話、1px単位で結果が決まる
繊細な職業です。また、ディレクターなど他の職種の方、フリーランスなら、対クライアントとのやり取りでトラブルを起こす可能性だってあるわけです。

さっきまでネガティブなことばかり書いているけど、Webはやるなと言うことなの?

Webデザイナーやコーダーの成功談に踊らされて、「自分はこうなれるんだ!」と言う妄想を抱いたままWeb業界に入ってしまい、現実はこうではなかったと言う人を助けると言う意味でこの記事は書いております。現状Web制作は、他の職種に比べ、向いているかと思います。

向いていない職業

ここで一旦Webの話は置いておいて、向いていない職業について説明します。

企業の経理

1円単位で計算が求められる職種であるため、細かい作業が苦手なADHDは向いていません。

運転を伴う仕事

まれに運転が得意な人もいますが、発達障害の人は車の運転が非常に苦手、免許を取るのもままならないです。集中力を伴う仕事なので、注意力散漫なADHDは一般的にだめだと思いますし、
不器用な人も多いので、細かい駐車などは苦手になると思います。
私は免許は持っていません。事故を起こすのが怖いので。

発達障害者がWeb制作をやる上で、重要なこと

ここで本題です。なら、発達障害者はどこも働き口がなくなってしまうので、
先述したことを防ぐにはどうすればいいのかを書いていきたいと思います。

ミス対策

アナログメモ(できればA41枚)

なぜデジタルがダメかというと、そのツールを開くのを忘れてしまう、またアラートを設定しても、無視してしまう、といった状況が発生するからです。そこで途中で作業が止まった際、A41枚の紙に書きます。

なるべく困ったことを箇条書きにする

困ったこと、会社勤めなら直接やりとりしている方、フリーランスならクライアントに向けての困ったことを箇条書きします。実際にはそれをメールや、チャットへ落とし込んでいく作業になります。

1日の途中になっている作業は翌日の作業を書き出す

こちらも箇条書きです。翌日には忘れていることがありますので、
なるべく書いて、机の上においておくのがベターです。
そしたら翌日作業を開始する時、思い出します。

紙に書くと、脳から直接情報が伝達される強さが高くなるので、まとめられるものはまとめてみましょう。

Chrome拡張

ブラウザの余白チェックとしてChrome拡張を使う手があります。

Page Ruler Redux

Chrome ウェブストア
ブラウザに新機能を追加して、ブラウジング環境をカスタマイズできます。

こちらは定規が出てきて、ブラウザの要素の幅高さを計測することができます。

デザインの余白の測り方は以下の記事を参考にしてください。

他にも色々ありますが、最低限デザインの余白が合っているかができないと、
かなりの確率で大幅な修正が来ます。

コミュニケーションの部分

一回考えてから返答をする

できないのにできます、わかっていないのに、わかりましたみたいなことがありがちです。
そこで即答せず、1回「考えますので、お待ちください」などワンクッション置いて返答するのもいいでしょう。

目安は15分以内調べ物がある場合1時間以内

かといっても相手を待たすのは失礼に当たりますので、なるべく相手がストレスを感じない時間で、
返答するのが良いでしょう。

わからなかったら聞く。

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥と言う言葉があるように、調べてもわからなかったら、
聞いてみるのも手かと思います。

検索力の向上

調べ物をする際には、推測されるキーワードを考え、検索するのも一番です。
また、英語の文献しか出てこなかった場合、google翻訳の利用も検討ありです。
結構精度は高くなっております。

見積もりの際、しっかりその仕事が自分にできるのかを明確にできる力をつける

仕事を受けたら、もう後戻りはできません。見積もりや契約を結ぶ以前の段階で、
その仕事が自分にできるのかを洗い出し、それで可能だったら、
仕事を受けるようにしましょう。

修正は真摯に対応

これは私のブログでも何回も言ってますが、以上のことをやっても修正がくる場合、真摯に対応しましょう。また、できるだけこうならないようにチェックはやりましょう。

フリーランスの場合、大量の修正は累積退場

私が過去に経験したことですが、1つのクライアントから大量の修正が指摘され、ちゃんと修正できたとしても、それはイエローカードで、結局後日そのクライアントから仕事が来なくなります。

仕事を真摯にやっていない誤解を与えるので、なるべく0に近づけるようにしましょう。

仕事をやる上で、楽な仕事はありません

Webにしろ、なんにしろ、仕事をやる上で、楽な仕事はありません。
簡単と言っているコーディングでも、チェックを怠るとそれは難しい仕事になってしまいますので、
プロ意識を持って作業しましょう。

それでもダメだった時は?(フリーランス限定)

やはり細かい作業をやっていると、頭に血が上りすぎてイライラしてしまいます。
フリーランスに限った話ではありますが、以下の方法を実践すると良いでしょう。

横になる

15分ほど横になってクールダウンします。

運動をする

家でできるストレッチやスクワットと言った軽い運動をやると、脳の血流が落ち着き、
精神的にも安定します。

音楽を聴く

好きな音楽を聴くのも良いでしょう。できるだけ、明るい曲を聴くのもいいでしょう。

まとめ

・成功談も大事だが失敗談から学ぶこともある
・ミスを防ぐ方法を自分なりに考える
・気分転換を適度に行いサボらない程度に気を抜く

今回今までの反省としてブログを書きました。

今後ともよろしくお願いいたします。

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